本日の結論

「これからはプライベートと仕事の相乗効果が必要」

1. 働き方は時代に合わせて変化する

最近は新型コロナウィルスが蔓延して、緊急事態宣言が繰り返し出され、これまで当たり前のように通勤して、仕事をしていた人たちが、それができなくなり、在宅勤務でリモートワークが日常になりつつあります。

そう思うと、働き方はその時代背景に沿って、どんどん変化していくと言えます。

例えば、日本の人口が右肩上りで増加していた1960年代から1990年代にかけては、大量生産、大量消費でGDPも右肩上り、大企業に入って、1億総中流社会と呼ばれ、会社は年功序列、終身雇用で、高額な退職金と潤沢な年金で老後も悠々自適というのが理想の働き方でした。

一方で仕事も山ほどあり、今では考えられないようなサービス残業がまかり通っていた時代で、男性は家庭を顧みず、24時間働けますか?という感じで仕事をしていました。

その後、日本の人口は減少傾向になり、今も減り続けています。

ではなぜ人口は減少傾向になったのでしょうか?これはどの先進国も直面している問題で以下のサイクルで説明ができます。

人口増加→GDP向上→高収入化→高学歴志向→晩婚化→少子化

このような時期には働く世代が老年世代を支えるような構造は成立しなくなります。

労働力を確保するためには、女性や障害者、介護をしている人など多様なメンバーに働いてもらう必要があります。

また、それに加えて少子化対策を講じる必要もあります。

一般的に子供を一人持つか二人以上持つかの選択は男性が育児に参加するかどうかで大きく変化すると言われてます。

男性も女性も働き、家事や育児も共同で行わなければならないとなると当然、短時間でより大きな成果を出せるような働き方が必要になります。

また、親の介護のために短時間しか働けなくなる人も多くなると思われるので、そういう意味でも働き方を改革する必要性が高まります。

例えば、

「20時以降の残業は禁止する(人間の脳の集中力は目覚めてから13時間しか持続できないため)」

「仕事を属人化するのではなく、やり方を見える化して、組織の知識とする」

「社内向け資料の作成などはやめる」

「働く場所や時間に柔軟性を持たせる」

などです。

働き方改革

2. 新しい働き方

これからは男女ともに働いて、短時間で働くようにし、職場では残業は格好悪いものだという雰囲気作りが大切です。

また、終身雇用や年功序列の制度はすでに崩壊しつつあり、転職が当たり前になってきます。

そうなるとこれまでは就社という意識だったものが、どの会社でも働けるようスキルアップが必要になります。

よく、

「ワークライフバランス」

という言葉が使われていますが、これからは

「ワークアズライフ」

かもっと言えば

ワークライフシナジー」

と呼ばれる仕事とプライベートがお互いに相乗効果を生み出すような働き方・生き方が大切になると思います。

でもなんかその方が幸せなような気がします。

みなさん、仕事もプライベートも充実するようスキルを磨いていこうではありませんか。

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